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XenServer6.2をVMPlayer上で導入してみた

■VMPlayerに無償版XenServerを導入する。

 XenServerとWindows7のXenCenterを導入して、
 仮想マシンとしてWindows7をインストールしてみた。

 それが、Debian Wheezy上のVMPlayerで作業した以外は特に変わったことはしていない。

 XenServer6.2はrpmコマンドによるKernelバージョンの確認結果と、
 repoのリストから、CentOS5系のLinuxとXen4.1をベースに作られている様子。

 XenServerの最大の特徴は、既存のCentOS5のLinuxドライバで動くマシンなら
 動くというところ。

■インストール方法は、画像付きPDFとODT形式でgithubに置いた。
 今回はライセンスサーバや、Open vSwitchについては触れていない。

 Xen
 https://github.com/labunix/Xen

■Citrix公式サイトの情報源
 どちらもアカウントの作成が必要。
 トレーニングは日本語が選択出来るが、動画は英語のみ。

 XenServer無償版ダウンロード 
 http://www.citrix.co.jp/products/xenserver/download.html

 Citrix XenServer 6.0 Overview
 http://www.citrix.co.jp/education/training/details.php?NO=204

■ほとんどvSphereHipervisor無償評価版と使用感は変わらない。
 ただし、XenServer用にNFSサーバの設定変更が必要。

 VMware Workstation上にvSphereHipervisor無償評価版(ネストESXi)を構築
 http://labunix.hateblo.jp/entry/20140625/1403629051

■メモリの動的管理(メモリバルーニング)と高可用性(HA)、vMotion/XenMotion
 主な機能で、vSphereHipervisor無償評価版と比較すると、
 XenServerはメモリの動的管理無し、HA無し、XenMotion有り。
 vSphereはメモリの動的管理有り、HA無し、XenMotion有り。

 また、仮想マシンの保存先にiSCSIを使ったパターンが画像付きで紹介されている。

 XenServer 6をインストールしてみよう
 http://cloud.watch.impress.co.jp/docs/column/virtual/20120416_526278.html

■XenServer5系は下記が分かりやすい。

 無償になったXenServerを設定する (1/2)
 http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/0903/06/news131.html

 無償XenServer 2台で本格運用環境を作る (1/3)
 http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/0908/31/news149.html

■NFS用portを使わないように実装されたNFSクライアントからのアクセスも許可する
 insecureオプションの追加。

 NFSカーネルサーバは私のようにインストール時にpurgeしていなければ元々入っているはず。

$ dpkg -l | grep ^ii | grep nfs-kernel-server || \
  sudo apt-get install -y nfs-kernel-server
$ grep ^/ /etc/exports 
/XenVM	192.168.152.0/24(rw,sync,crossmnt,no_root_squash,no_subtree_check,insecure)